日常勤行式のお話①~はじめに~
「日常勤行式(にちじょうごんぎょうしき)」とは、浄土宗の僧侶や檀信徒が日常においてお勤めするべき、お経とお念仏の組み合わせの事を言います。
私達が南無阿弥陀仏とお念仏をお称えするのは、自分自身や亡き人が、阿弥陀様に極楽へとお導き頂くためです。
この日常勤行式には、そのお念佛をより心を込めてお称え出来るようにと、様々な意味が込められたお経が、効果的に構成されています。
もちろん、お念仏はいつでもどこでもお称え出来るということが素晴らしく、また有難いことではあります。
しかし、ときにはしっかりと時間をもうけて、仏壇の前で日常勤行式に沿ってお念仏をお称えするということも、大事なことです。
少しでもお念仏の励みになりますように、日常勤行式のお経を一つ一つ簡単に解説していきたいと思います。