日常勤行式のお話⑪～十念～

今回は、日常勤行式で２回目となる、「十念（じゅうねん）」についてお話しいたします。

日常勤行式のお話➀でもお話したとおり、日常勤行式の一つ一つのお経の意味を理解することが、より心を込めてお念仏をお称えすることに繋がります。

それでは、ここまでのお経を振り返り、あらためてお経の意味を考えてみましょう。

まず、日常勤行式のお話⑦の開経偈で、出会うことの難しい、お念仏に出会えたことの有難さを知りあました。

そして、日常勤行式のお話⑧と日常勤行式のお話⑨の四誓偈では、私達をお救いして下さる阿弥陀様の深い慈悲を感じました。

さらに、日常勤行式のお話⑩の本誓偈では、その阿弥陀様の慈悲と決意に応える為に、お念仏をお称えして極楽を目指すことの大切さを再確認いたしました。

ここまでの一つ一つのお経の意味を理解し、より心を込めてお念仏をお称え出来るように致しましょう。