今回は日常勤行式で3回目となる、お十念のお話です。
日常勤行式のお話①でもお話したように、日常勤行式の一つ一つのお経の意味を理解することが、より心を込めてお念仏をお称えすることに繋がります。
そのためにも、ここまでのお経の意味を振り返ってみましょう。
日常勤行式のお話⑯でお話しした総回向偈では、あらゆる人々に対してここまでの功徳を振り分け、極楽とのご縁とお念仏とのご縁を結ぶきっかけを作りました。
そして、私自身がお念仏とご縁を結ぶことが出来たのも、この誰かの功徳が一因でもあるということを学びました。
だからこそ、お念仏に出会えた有難さを噛みしめて、お十念をお称え致しましょう。