今月の言葉 心の師とはなれども心を師とせざれ
気になったお経や、川柳、俳句、短歌などを紹介しています。
今月は、

「心の師とはなれども、心を師とせざれ」
という言葉です。
お釈迦様が残したお経の一節で、
「心に導かれるのではなく、心を導かせなさい。」
という意味です。
私達はつい、自分の気持ちに素直になることや、心の赴くままに生きていくことが良いことだと思いがちですが、果たして本当にそうでしょうか。
もちろん、良い心に導かれるのであれば何の問題もありません。
しかし、もし悪い心に導かれてしまえば、それは悪の手先となってしまっていることに変わりません。
だからこそ、悪い心が顔を出したその時には、自分がその心に染まらないように、心を正しく導いていく事が大切です。