お釈迦様とキャンプ
10月を迎え、少しずつ冬の気配を感じるようになりました。
実は、私はキャンプが好きで、年に何度かは子供達を連れてキャンプに行きます。
旭川をはじめ、道内のキャンプ場の多くは10月中に閉場する場所が多いので、密かに今年最後となるキャンプの計画を立てているところです。
野外での食事や焚火など、キャンプには楽しい事がたくさんあります。
しかし、トイレや炊事場が共用であったり、寝泊りするテントが近かったりと、いわば一時的な集団生活とも言えるので、一歩間違えれば利用者同士のトラブルに繋がる場合もあります。
このあいだも、隣のテントからの話し声が夜遅くまでうるさく、やっと静かになったと思ったら今度は大きなイビキが聞こえてくるなんてことがありました。
なんだか自分だけが迷惑をかけられているようなつまらない気持ちになりましたが、そんなときにはお釈迦様のこのようなお言葉を思い出すようにしています。
それは、
「他人のした事しなかったことを見るな、自分のした事しなかった事を見よ。」
というお言葉です。
意味は、
「他人の事をあれこれと気にするよりも、自分はどうだろうかと考えなさい。」
となります。
キャンプ場のルールや、一般常識を守るのはもちろんですが、それでもお互いに迷惑をかけてしまうのが私達です。
迷惑をかけられたと思っていた私自身も、もしかしたら知らず知らずに迷惑をかけていたかもしれません。
だからこそ、迷惑をかけられたと気にするよりも、自分はどうだろうかと考えることが、大事なことでしょう。
キャンプに限らず、なにか迷惑をかけられたと思ったときには、このお釈迦様のお言葉を思い出して下さい。