日常勤行式のお話㉑~おわりに~
日常勤行式のお話も、今回でいよいよ終わりです。
ここまで、たくさんのお経をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
お経の意味や内容を知ることで、日常勤行式がお念仏をお称えするために考えられていることがお判りいただけたと思います。
だからこそ、その日常勤行式を覚えること、お勤めすることは大切です。
もちろん、私達にとってはお念仏が主役であり、日常勤行式はあくまでもお念仏をお称えするための脇役です。
しかし、脇役がいるからこそ主役は引き立つとも言えるでしょう。
ただ、脇役を重宝するあまり、主役を疎かにしてしまっては本末転倒ですのでそこはお気をつけください。
皆さんそれぞれが、よりお念仏を励むうえで日常勤行式に慣れ親しんでもらうために、ここまでのお話がその一助になれば幸いです。